昨日は冬至、年内にと進めてきた家具をどうにか納めることができました。
居間のコーナーに設置したいとのご要望で、三角棚のスリムなキャビネットです。材はテンカラと呼ばれる年輪の細かいカラマツ、柾目の木で狂いが少なく軽いのがありがたい。背が高いので自立状態では不安定ですが、地震対策もあり、足元と天板は建物に固定しました。
コーナーキャビネットは始めての製作でしたが、 側板と扉が45度の角度なので、縦框の断面が変形5角形になり、組み立てに工夫が必要で、少々手間取りました。
午後ももう一つ。こちらの納品はシューズラックでした。
玄関に置かれるということで極力設置面積を小さくしたお客様のデザインです。
材料はヤマザクラ。美しい質感だと思います。
昨夜は天気予報通り雪になり、その前に納品させていただき、ありがたい年末になりました。昨夜からの雪は、大したことはないだろうと思っていたのが、20cm近い積雪になり、初雪なのにこの辺ではちょっとした大雪です。それでも今朝は青空も広がり、ひと汗かきました。暖冬の年は雪が多くなるのを覚悟しなければいけませんね。
2019年12月23日月曜日
2019年11月3日日曜日
秋たけなわ
そろそろ霜の降りる季節になりました。工房周りの木々も盛んに葉を落としています。
朝晩は薪ストーブに火を入れるようになりました。
栃の葉が益々赤く色づいてきました。
晴天に誘われて散歩していたら、見慣れない小さな木の実を見つけました。
サワラの種子のようです。
サワラはヒノキに良く似ていますが、材はヒノキより軽く柔らかく、寒冷地に適した性格のようで、原村ではよく植林されています。素直な木目なので、昔から桶の材料として使われます。
その種子は、普通は高い所に着いているため見ることがありませんでしたが、たまたま低い枝についていたところに通りがかったのです。ヒノキの種子もそっくりな形をしているようですね。
傍らにはノブドウの色づいた実がぶら下がっていたので、一房いただいてきました。
微妙に違ういろいろな色をした実が宝石のようです。
先日のクラフト市でお客様からアイデアをいただいて壁掛けの時計を置き時計にするスタンドを作りました。ウォールナットとハンノキの時計ですが、削った日の違いでウォールナットの時計本体とスタンドの色合いが少し違います。
朝晩は薪ストーブに火を入れるようになりました。
栃の葉が益々赤く色づいてきました。
晴天に誘われて散歩していたら、見慣れない小さな木の実を見つけました。
サワラの種子のようです。
サワラはヒノキに良く似ていますが、材はヒノキより軽く柔らかく、寒冷地に適した性格のようで、原村ではよく植林されています。素直な木目なので、昔から桶の材料として使われます。
その種子は、普通は高い所に着いているため見ることがありませんでしたが、たまたま低い枝についていたところに通りがかったのです。ヒノキの種子もそっくりな形をしているようですね。
傍らにはノブドウの色づいた実がぶら下がっていたので、一房いただいてきました。
微妙に違ういろいろな色をした実が宝石のようです。
先日のクラフト市でお客様からアイデアをいただいて壁掛けの時計を置き時計にするスタンドを作りました。ウォールナットとハンノキの時計ですが、削った日の違いでウォールナットの時計本体とスタンドの色合いが少し違います。
2019年10月28日月曜日
雨から晴れのクラフト市
3日間の八ヶ岳クラフト市は25日(金)からスタートしました。
天気予報通り、雨の一日でした。
二日目、三日目は一転して青空が広がり、紅葉のきれいな気持ち良いイベントになり、お客様の動きも活発でした。
今年のクラフトフェアー出店もこれが最後、雨の多い一年でしたが、それでもたっぷり楽しませていただきました。
天気予報通り、雨の一日でした。
二日目、三日目は一転して青空が広がり、紅葉のきれいな気持ち良いイベントになり、お客様の動きも活発でした。
今年のクラフトフェアー出店もこれが最後、雨の多い一年でしたが、それでもたっぷり楽しませていただきました。
2019年10月21日月曜日
クラフトピクニックを終えて
19日は3時頃から急な土砂降りで早々に片付けに入ったものの、それまではまずまずの天気でした。事前の天気予報で終日雨を覚悟していたから。
天気の良くなった20日はピクニック気分になりました。
次週は八ヶ岳クラフト市ですが、またまた台風20号、21号が近づいているとかで、悩ましい日々が続きます。次の画像は八ヶ岳文化園の会場地図、深山工房の出店場所はまるやちこ側で画像で左下です。
原村の我が家周辺では木々が色づきはじめています。会場も紅葉の盛りでしょうか。
2019年10月17日木曜日
クラフトピクニック
台風19号の災害が各地で甚大ですね。
先週の深山工房は北竜湖でのクラフトフェアーに参加予定で、金曜日に前日搬入のため飯山に出かけていました。直前に中止決定で、虚しく帰ってきましたが、その後、千曲川の氾濫で北信の被害が大きく、自分たちにとっては災難を免れる結果となりました。
今週末は松本のクラフトピクニックに参加予定ですが、どうも今週も天気は雨模様で、どのように搬入設置すればよいか、思案しています。
イベント会場は「あがたの森公園」ですが、指定された場所は地図のBエリアです。最終的な場所は当日現地で決定です。
ワークショップのテーマは①樽材を削って作る長い靴ベラと②ヒノキの間伐材を使った腰掛けの製作です。詳細は前のブログで書きました。
週末の低気圧があまり発達しないでほしいものです。
先週の深山工房は北竜湖でのクラフトフェアーに参加予定で、金曜日に前日搬入のため飯山に出かけていました。直前に中止決定で、虚しく帰ってきましたが、その後、千曲川の氾濫で北信の被害が大きく、自分たちにとっては災難を免れる結果となりました。
今週末は松本のクラフトピクニックに参加予定ですが、どうも今週も天気は雨模様で、どのように搬入設置すればよいか、思案しています。
イベント会場は「あがたの森公園」ですが、指定された場所は地図のBエリアです。最終的な場所は当日現地で決定です。
ワークショップのテーマは①樽材を削って作る長い靴ベラと②ヒノキの間伐材を使った腰掛けの製作です。詳細は前のブログで書きました。
週末の低気圧があまり発達しないでほしいものです。
2019年10月8日火曜日
靴ベラ製作ワークショップ
クラフトピクニックの主テーマである靴ベラ製作の概要も記しておきます。
素材はウイスキーの古樽。上の写真で黒いのが大元の樽材。ブラシで水洗いしてあります。
下のものは、上下の部分(樽の底と蓋と噛み合う部分)を切断し、外形をバンドソーで切ったところで、当日のワークショップの材料になります。加工前に湿らせておきます。
ここからワークショップの工程
残りの外形部分は銑(ドローナイフ)で全体を削ります。
場合によっては南京カンナを使って仕上げます。
最後はサンドペーパーで仕上げて完成。
素材はウイスキーの古樽。上の写真で黒いのが大元の樽材。ブラシで水洗いしてあります。
下のものは、上下の部分(樽の底と蓋と噛み合う部分)を切断し、外形をバンドソーで切ったところで、当日のワークショップの材料になります。加工前に湿らせておきます。
ここからワークショップの工程
作業台の削り馬にセットし、靴ベラの先端から加工します。
外丸のカンナで凹みを削ります。残りの外形部分は銑(ドローナイフ)で全体を削ります。
場合によっては南京カンナを使って仕上げます。
最後はサンドペーパーで仕上げて完成。
2019年10月7日月曜日
ヒノキのスツール製作体験(ワークショップ)準備
10月19〜20日のクラフトピクニックでは、恒例の靴ベラ製作に加えて、ヒノキの間伐材(生木)での腰掛け(写真)の製作もやってみることにしました。丸太を割るところからやれれば面白いのですが、2時間ほどという制約を課して、板と角材から作ることにしました。
当日に備えて、腰掛け(スツール)製作のための素材の用意と製作の試しを行いました。
春先伐採したヒノキの間伐材を40cm余に玉切し、金矢で半割り、更に座板の厚さに割って座板を取りました。
節のない素直な部分は概ね厚さ一定の板になりますが、節があると繊維が曲がってやっかい。割った板は体験用にプレーナをかけてワークショップの素材にします。
足は半割りした丸太を更に半割りし、更に角材になるように割ります。こちらも作業しやすいようにテーブルソーで寸法をそろえました。
ワークショップでは、この座板と足材4本を加工して組み立てます。
これからがワークショップでの作業です。
まず、座板に足のほぞ穴位置に墨付けをします。
45度方向に10度転ばすようにゲージを当て、φ25のドリルで通しの穴をあけます。
次は足の丸ホゾ加工
角材の小口の中心にφ26の円を罫書きます。
脚を組んだときにホゾが座面から上に出るように、座板の厚さより10ミリほど大きくなる長さに墨を回し、鋸でホゾ位置まで切り込みを入れます。
墨線に沿って4角に、更に八角に割ります。
幅26ミリのゲージで寸法を確認しながらホゾを削って整えます。
ホゾは穴より大きいので、1ミリ程度の面を取っておきます。
足の形を好みの形に削り込みます。
4本の脚を座板に木槌で叩き込んで、ひとまず完成。
生材なので、乾燥が進むとホゾが緩んでくることがあります。その時はホゾに割を入れて、楔を打って固定し直します。(後の作業です)
サンプルのスツール |
当日に備えて、腰掛け(スツール)製作のための素材の用意と製作の試しを行いました。
春先伐採したヒノキの間伐材を40cm余に玉切し、金矢で半割り、更に座板の厚さに割って座板を取りました。
節のない素直な部分は概ね厚さ一定の板になりますが、節があると繊維が曲がってやっかい。割った板は体験用にプレーナをかけてワークショップの素材にします。
足は半割りした丸太を更に半割りし、更に角材になるように割ります。こちらも作業しやすいようにテーブルソーで寸法をそろえました。
ワークショップでは、この座板と足材4本を加工して組み立てます。
これからがワークショップでの作業です。
まず、座板に足のほぞ穴位置に墨付けをします。
45度方向に10度転ばすようにゲージを当て、φ25のドリルで通しの穴をあけます。
次は足の丸ホゾ加工
角材の小口の中心にφ26の円を罫書きます。
脚を組んだときにホゾが座面から上に出るように、座板の厚さより10ミリほど大きくなる長さに墨を回し、鋸でホゾ位置まで切り込みを入れます。
墨線に沿って4角に、更に八角に割ります。
幅26ミリのゲージで寸法を確認しながらホゾを削って整えます。
ホゾは穴より大きいので、1ミリ程度の面を取っておきます。
足の形を好みの形に削り込みます。
4本の脚を座板に木槌で叩き込んで、ひとまず完成。
生材なので、乾燥が進むとホゾが緩んでくることがあります。その時はホゾに割を入れて、楔を打って固定し直します。(後の作業です)
2019年9月28日土曜日
タブレットケース
スマートフォンは持たないが、最近タブレットを使い始めた。出歩いた時も持ち歩いて写真を撮りたいと思うのだが、大きさのせいで持ち歩きにくい。
フォルダーやケースの商品はいろいろあるけれど、気に入らなくて木製のケースを作ってみた。
タブレットは木枠の中にスライド挿入して収納。
肩や首に掛けて持ち運び、首に掛けたまま安定させて写真を撮る。
モニター側はワンタッチのセットで蓋(カバー)をして収納。
裏側はカメラのレンズが出るように穴が空いている。写真は、クローズアップレンズを取り付けたところで、凸レンズの嵌め込まれた自家製のクローズアップレンズである。小さなキノコなどを撮るときに都合が良い。
タブレット使用時はモニターのカバーは裏側に着けておけるので、邪魔にならない。
と、こんな具合だ。野外観察に活躍してくれるだろう。
外に出たら、青いアマガエルがいた。早速試し撮り。
このところ、白いアマガエルや黒いアマガエルもいた。アマガエルは環境に応じて色を変えるようで、茶色になるのはよく見るが、どうなのだろう。
フォルダーやケースの商品はいろいろあるけれど、気に入らなくて木製のケースを作ってみた。
タブレットは木枠の中にスライド挿入して収納。
肩や首に掛けて持ち運び、首に掛けたまま安定させて写真を撮る。
モニター側はワンタッチのセットで蓋(カバー)をして収納。
裏側はカメラのレンズが出るように穴が空いている。写真は、クローズアップレンズを取り付けたところで、凸レンズの嵌め込まれた自家製のクローズアップレンズである。小さなキノコなどを撮るときに都合が良い。
タブレット使用時はモニターのカバーは裏側に着けておけるので、邪魔にならない。
と、こんな具合だ。野外観察に活躍してくれるだろう。
外に出たら、青いアマガエルがいた。早速試し撮り。
このところ、白いアマガエルや黒いアマガエルもいた。アマガエルは環境に応じて色を変えるようで、茶色になるのはよく見るが、どうなのだろう。
2019年8月5日月曜日
2019年7月30日火曜日
サイドデスクの納品
久しぶりに家具の納品でした。
通路脇に設置するとのことで、奥行が小さく高さ80cmの細身の机です。
材はサクラとハンノキ。
吸い付き桟に吊り引き出し。
背板は八ヶ岳のイメージ?、遊びにatlier YAACHOさんのミニタイルを組み込んでもらいました。
2019年6月30日日曜日
クラフトフェアー in 志賀高原
雨の天気予報で、じっと我慢のイベントになりそう。それでも前日出発。
幸い昼までは曇り空。夏の志賀高原は初めてなので、前山スキー場から四十八池まで脚をのばした。 いつ雨になっても不思議はない天気ではあった。
クラフトフェアー前日の設営は2時から。このころには雨になったが、小降りだったので搬入、テントの設営を済ませた。
初日は思いの外の天気で、昨夜からの雨も10時にはあがった。会場は芝生の庭園で、水たまりが出来ているとはいえ、気持ちの良い環境だ。
陶器の店の方が余興で作っていた葦の葉のバッタが気に入った。
二日目もずっと曇り空。これで一日終われば良かったが、撤収を始めると雨が振り始めた。覚悟の梅雨の屋外イベントではあった。
幸い昼までは曇り空。夏の志賀高原は初めてなので、前山スキー場から四十八池まで脚をのばした。 いつ雨になっても不思議はない天気ではあった。
クラフトフェアー前日の設営は2時から。このころには雨になったが、小降りだったので搬入、テントの設営を済ませた。
初日は思いの外の天気で、昨夜からの雨も10時にはあがった。会場は芝生の庭園で、水たまりが出来ているとはいえ、気持ちの良い環境だ。
陶器の店の方が余興で作っていた葦の葉のバッタが気に入った。
二日目もずっと曇り空。これで一日終われば良かったが、撤収を始めると雨が振り始めた。覚悟の梅雨の屋外イベントではあった。
2019年6月14日金曜日
2019年6月5日水曜日
柴田匠まつり
なんとなく北の方に愛着を感じて、はるばる柴田町のクラフトイベントに参加するのも3年目になった。
下仁田から高速に入って休み休み車を走らせて10時間ほど。イベント会場の船岡城址公園に着いたら雨が降り始めた。前日搬入のつもりでいたのだが、やめて早々に宿に入った。イベント当日の1日、2日は快晴、客足の少ないのは暑すぎるせいだろうか。5月の長期連休の疲れが残っているせいかなどとぼやく。
会場での楽しみは、木の好きなお客さんとの情報交換だ。森の仕事をしている方とのとりとめない会話があったり、建具屋さんの時流にのれないとのボヤキを聞いたり。。。
今回はイベント終了後、栗駒山に登ってきた。この日も晴れ。
東栗駒山から栗駒山への道を辿った。気持ちの良いコースで、花の散歩道。
タムシバだろうか、コブシだろうか、諏訪あたりのコブシより随分と大きな花びらだ。
ミツバオウレンが道に沿っていつまでも咲いている。所々にミヤマキンバイが群落を作っている。雪解け間もないと思われる所にはショウジョウバカマが点在している。
初めてお目にかかったヒナザクラにも感動した。
下りの道は中央コース、山頂直下を過ぎると、こぶし大の石をコンクリートで固めたほぼ真っすぐ降りる幅2mほどの道が延々と続く。工事は大変だっただろうなと思う半面、つまらない道を作ったものだとも思う。つらい下りが尽きると出発地のいわかがみだいらだ。
山から降りて2〜30分後、車で移動途中雷がなって土砂降りになった。一瞬ヒョウも交じるほどの猛烈な雨に早々に山を降りた。下山途中にあっていたら大変だっただろう。
車中どしゃぶりにあったものの、全体に天気に恵まれた運の良い旅だった。