2020年1月27日月曜日

お手伝い

椅子2脚を制作されているOさんが足まわりの加工が済んで組み立てをするというので、組立作業を手伝いました。仕口の加工では、四方転びにしたので足のホゾが複雑になり、苦労されたようです。


二回に分けて組み立てようかとも考えたものの、いろいろ検討の結果一度に組み立てることになりました。3人で組み立て、ほっと一息入れたところで、ハタガネが入り乱れています。

 一脚目の乾燥を待って2脚目も同様に組み立て、どうにか形になりました。


 持ち帰られて、これから座板の加工と取り付け、背板と後ろ脚の嵌合の加工と、まだ作業の楽しみが残っています。完成の姿を拝見するのが楽しみです。


2020年1月22日水曜日

福寿草

 大寒を過ぎたばかりだというのに低気圧が次々とやってきて、ここ原村深山でも真冬日が殆ど無いという陽気。暖かいのは助かるけれど、このような気象変動は不気味です。

この暖かさで、我が家の福寿草がいくつも花を覗かせています。


時々降る雪もすぐに消えかかります。普通の年なら、家の周りの林は雪が積もっていて、のんびり読書で過ごす季節なのですが、今年は外仕事に精を出したりです。そんなわけで、懸案だった駐車場にしている場所の枯れ枝の落ちるハンノキを伐採することにしました。

とりあえず、除雪などの障害になる部分を始末して、あとは少しずつ整理ですね。






2020年1月2日木曜日

初仕事

新年あけましておめでとうございます。
元旦の原村は穏やかな日和に恵まれ、初日の出も眩しく、このような一年であったらと思います。新しい雪を被った八ヶ岳も青空を背景に荘厳です。






 地元の津島神社にお参りに行ってきました。境内に原村の樹に指定されているヒメバラモミがありました。低いところに出ていた枝に松かさがついていて、その小ささと刺々しさに名前の由来を認識してきました。





さて、
そろそろ退屈の虫が騒いできたので、体を動かしたいと、時計の文字板の試作をしてみました。ウォールナットの木っ端に文字をデザインします。



 文字板に数字を表現するのに、立体感を出そうと文字を切り出して植え付けるという
ことを好んでやっているのですが、


時計が小さくなってくると、文字の大きさも小さくなってきます。
小さい文字は切り出すのが難しくなってくるので、他の方法を採用しています。

丸棒を打ち込んで文字にしたり、


文字を彫り込んで染めたり、、、




作品の方は、イチイの丸太の時計を小さな木で作り始めています。イチイは日が経つに従って色が濃くなってくるので、それを考慮して、白い数字の文字にしたいと思い、試作の方はウォールナットの木に 白い文字を入れる方法を試してみました。最初の画像です。
数字はトリマーのφ1ミリのビットで彫り込みます。こんな細いカッターで加工するのは初めてで、すぐに刃先が折れないかと心配でしたが、一度に切る深さを少なくすることで意外とスムーズにいけました。
この溝に、パテを埋め込みます。パテは、マユミの木の削り屑を細かい篩でふるった粉を木工ボンドでペースト状にしたコクソを使います。マユミの木の白さが木地の濃い色に映えます。
この方法を使った時計を春にお目にかけられる予定です。