2020年3月29日日曜日

また雪

早朝、雨が雪に変わって、

この後も降り続き、積雪20cm近く。

2020年3月26日木曜日

早い春

 深山工房の林の春はアズマイチゲから始まります。 今日、気温の上昇と青空に誘われたのでしょう、アズマイチゲが花開いていました。ポツリと二輪咲いているのを見つけました。

ちょっと前から咲いている園芸種のスイセンも春一番の花。


さて、この冬製作の時計をまた一つ。
エンジュの樹皮付きの面白い板があったので、そのまま時計に仕上げました。
 時針、分針と数字の文字はマユミの板の切り出し。

壁掛け用のキーホールは板に直接掘り込みです。
深山工房としてはオーソドックスなスタイルです。

2020年3月20日金曜日

クマヤナギの時計

 桜の便りが聞かれる陽気だと思ったら寒気が流れ込んで、このところ寒暖の差の激しい陽気が続いていますね。久しぶりの雪景色だと思ったら、ここ3〜4日毎朝のように雪景色です。

 先日は木の小枝がしなるような湿雪でしたが、
昨日は1cmほどの積雪、氷っぽい硬い雪。

今朝は乾いたうっすらしたアラレ雪。

昼間は陽の光でほとんど融けてしまいますが。


この冬は時計のバリエーションを楽しんでいます。
クマヤナギの蔓性の木を使って時計を作ってみました。
クマヤナギは樹木に絡みつき、大きな木を枯らしてしまうほどの厄介な木ですが、曲げ木をしてカンジキにしたり、 幼木をかご編みにしたりして使われます。
 今回は曲げ木をして枠に組んだクマヤナギに相欠き加工をして、そこに文字板にしたクルミの板をはめ込みました。数字の文字と針は黒檀の削りだしです。


ムーブメントの高さがクマヤナギの枠に合わないので、木製の吊り具と枕の木で高さをあわせて壁に吊るすようにしてあります。

どんな部屋にあうでしょうか、物好きな方に使っていただけるかも?


2020年3月15日日曜日

久しぶりの雪景色

 すっかり春の気分になりかけていたところに昨日は久しぶりの積雪。気温は低い朝でしたが、青空が気持ちよく、雪かきに汗を流すのはちょっとした運動になりました。


梢に積もった雪の塊が頭にボソッなんてことも。


去年は桜を見に行った4月に雪に降られたし、暖冬とはいえ、今年もまだ何回か雪は降ることでしょう。


新型コロナウィルス騒ぎで世の中は大変ですが、普段あまり人混みに出ない我が家は落ち着いた常日頃と変わらない生活で、いくつか新しい時計も作っているので、少しずつ紹介します。

まず、楕円の掛け時計です。
面白い木目の欅の板があったので、楕円に切り出して文字板にしました。楕円の形は材料の良い部分を最大限活かそうとした結果です。全体として細長くなりすぎたのと、ケヤキが薄い板だったのでバックにクルミの板を重ね、ふっくらした形にしました。
文字は定番のように黒檀を切り出して貼り付けています。


裏はクルミの板にキーホールを加工して、本体を壁に取り付けた木ねじに吊るす構造です。写真は梱包用の箱に裏返して載せています。



2020年3月9日月曜日

小泉山

 晴天と暖かい陽気に誘われて、日頃の運動不足を解消に近くの山に散策に行ってきた。
諏訪盆地に向かって 標高を下げる八ヶ岳の西の裾野にぽつんと頭を持ち上げた山が2つある。大泉山(おおずみやま)と小泉山(こずみやま)だ。なかでも小泉山はいくつもの集落に囲まれ、たくさんの道がつけられ、近隣の人々に親しまれている。昔から続けられてきた集落の行事も多い。
中沢(なかっさわ)からの登山路と上古田(かみふった)からの道は何度か登ったことがあるので、今回は粟沢口(あわざわぐち)から登ることにした。



山頂までゆっくり一時間弱の上り。所々に地域信仰を思わせる石碑がある。



途中のピークに大きな穴が掘られていて、何かと思うと富士山の火口を模して掘り下げたものだ。中に石碑の宮が設置されている。
 
山頂は樹林の中ですっきりした展望とはいいがたいが、木の間越しに、八ヶ岳、南アルプスなどが望め、青空の中に富士山もくっきり見ることができた。


 コロナウイルスのおかげでこのところ憂鬱な日々の中でちょっとの気晴らしと体力錬成だった。