干支(十干・十二支)のうちの十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)はをかつては時刻や方角を表す表現としても使っていましたが、そういう習慣が薄れた昨今では「草木も眠る丑三つ時」 といわれても正確な時刻はピンときませんね。年賀状の季節になると話題になるくらいでしょう。
十二支の時刻を表示した時計を作ってみました。先日の八ヶ岳自然文化園の出店で披露しました。時計の文字板は12時間周期なので、24時間を12に分けた十二支の時刻表示にはしっくりしませんが、昼と夜の時刻表示を重ねて対応しました。子の刻は真夜中、午は昼飯の時間ということになります。正午という表現は今も使われますよね。
文字はトリマーで彫り込んだあと、黒檀の木を埋めましたが、あまりにも大変なため、2つ目はサンディングで作った粉を飯粒で練った木屎(こくそ)で埋めました。他に使った木はクルミ、ブラックウォールナット、マユミです。
写真では違いがわからないかもしれませんが。