2020年1月2日木曜日

初仕事

新年あけましておめでとうございます。
元旦の原村は穏やかな日和に恵まれ、初日の出も眩しく、このような一年であったらと思います。新しい雪を被った八ヶ岳も青空を背景に荘厳です。






 地元の津島神社にお参りに行ってきました。境内に原村の樹に指定されているヒメバラモミがありました。低いところに出ていた枝に松かさがついていて、その小ささと刺々しさに名前の由来を認識してきました。





さて、
そろそろ退屈の虫が騒いできたので、体を動かしたいと、時計の文字板の試作をしてみました。ウォールナットの木っ端に文字をデザインします。



 文字板に数字を表現するのに、立体感を出そうと文字を切り出して植え付けるという
ことを好んでやっているのですが、


時計が小さくなってくると、文字の大きさも小さくなってきます。
小さい文字は切り出すのが難しくなってくるので、他の方法を採用しています。

丸棒を打ち込んで文字にしたり、


文字を彫り込んで染めたり、、、




作品の方は、イチイの丸太の時計を小さな木で作り始めています。イチイは日が経つに従って色が濃くなってくるので、それを考慮して、白い数字の文字にしたいと思い、試作の方はウォールナットの木に 白い文字を入れる方法を試してみました。最初の画像です。
数字はトリマーのφ1ミリのビットで彫り込みます。こんな細いカッターで加工するのは初めてで、すぐに刃先が折れないかと心配でしたが、一度に切る深さを少なくすることで意外とスムーズにいけました。
この溝に、パテを埋め込みます。パテは、マユミの木の削り屑を細かい篩でふるった粉を木工ボンドでペースト状にしたコクソを使います。マユミの木の白さが木地の濃い色に映えます。
この方法を使った時計を春にお目にかけられる予定です。


0 件のコメント:

コメントを投稿