2020年4月8日水曜日

早い春とウイルス

 人の世の騒ぎに関わりなく、深山でも今年は例年になく早い春が訪れています。
スイセンやアズマイチゲが賑やかになってきたと思ったら、ダンコウバイが黄色い花をいっぱいに開いています。

 そろそろネギの定植をしても良いかなと、畝作りに畑に行ったら、梅の花が咲き始めていました。北アルプスと青空を背景に薄い桃色の花がきれいでした。



 春の訪れとは裏腹に新型コロナウィルスの感染対策で世界中が大変、日常生活の自重を余儀なくされている方も多いと思いますが、日頃の生活を見直す良い機会でもあります。
春爛漫というと、マスメディアの情報につられて大勢が集まる桜の名所や観光施設に行きがちですが、身の回りの小さな自然をじっと観察すると、今まで見過ごしていた驚くような世界が見えてきて感動することが多々あります。最近、キノコや苔などの観察を趣味にされる方が増えているようですが、まさに今まで目に入らなかった不思議な世界が開けてきます。生物多様性の大切さが叫ばれる昨今ですが、それこそこんなにも多様性に富んだ世界だったのだと気づきます。もっとも、小さな世界に限らず、身の回りの様々な動植物をよく観察すると、いろいろな楽しさが見えてきます。

 家の近くの村民の森に散歩に行たら、嫌われ者の外来植物オオハンゴンソウが若葉を出していました。食べられる野の花でもあるというので、まだまだ小さくて沢山集めるほどではありませんでしたが、ちょっとお浸し用に採集してきました。
 
わずかに見えているのがオオハンゴンソウ
早速、夕飯の惣菜にしてもらいました。食感と味は春菊に似てるかな?




1 件のコメント:

  1. 原村ではようやく 梅の開花ですか!いよいよ、花の季節が始まりますね。
    青梅では桜が散ってしまいました。
    コロナ感染が早く収まり、木工教室に参加できる日を待ち遠しく思います。
    それまで、おとなしく過ごしていきます。竹井

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