DELTAのバンドソーを20年以上使ってきた。最近、時々動かし始めの動きがおかしいかなと思っていたが、今回スタートスイッチを押しても全く動かなくなった。
まずケーブルを疑い、電源プラグをチェックした。2本のうちの片側が外れかけていたので、接続をやり直したが、相変わらずスタートしない。
次にスタートスイッチを疑ったが、モーターとの関係がわからなかったので、モーターへの入力線を確認した。
下のボックスの前後のカバーを外すと、モーターのラベルと配線のボックスと思われるものが見えるようになった。

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モーターの仕様と配線のラベル |
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モーター配線図
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モーター上のボックスの2本のネジを外して蓋をとると、配線が見えて来た。
スタートスイッチとは2本の入力線と出力線で繋がっていて、スイッチは単純に電源を繋いだり切ったりしているようだ。
スイッチカバーを2本のネジをマイナスドライバーで外すと、抑えの金具がある。
更に六角のネジ受けネジをペンチで回して取ると、抑えの金具が外れ、配線とスイッチの動作部分の箱が出てきた。
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スイッチの配線部が見える。 |
テスターで接続をチェックすると、スイッチを入れた状態で、ひとつは接続しているが、他のひとつは接続が確認できない。よく見ると、接点の板が折れていた。
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下のパーツの接点のひとつが短い |
長年の使用で疲労破壊したと言うところでしょう。
銅板を半田付けして接点の板を長くして、接触するようにした。
組み直すと、無事機能を回復して、めでたしめでたし。